2016年8月4日

フローリングの色選び

フローリングの色選び

フローリングを張り替える時に悩むのが、色選び。床を何色にするかで、部屋の印象は大きく変わります。壁の色や家具のテイストとどう合わせればいいか、好みのインテリアスタイルにするためのフローリングの色選びについてご紹介します。

◆万能のダーク色

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無難で部屋の雰囲気に合いそうなのは明るい色と思われがちですが、実はダーク系のフローリングは何に合わせてもオシャレに見える万能カラー。
フローリング材自体が安いものであっても、ダーク系なら高級感を出すことができ、部屋も落ち着いた雰囲気になります。

ダーク色フローリングを選ぶ時のポイント

一口に「ダーク」と言っても、黒や焦げ茶、赤系、黄系などさまざまな色味のフローリングがあります。好みの色を選ぶことももちろんですが、ドアや家具の色と合うように組み合わせましょう。

黒色フローリングの合わせ技

黒色のフローリングに真っ白な壁やドアを合わせれば、シックでモダンな雰囲気に。幅木やキッチンも白で統一することで床の色が際立ち、空間にメリハリが生まれます。
窓のサッシにはアルミなどシルバーを用いれば、より洗練されたイメージになります。

濃茶色ローリングの合わせ技

茶系の中でも濃茶色のフローリングは、建具や天井の色次第で様々な表情に変わります。例えば、ドアを黒く、壁や天井を白くすればクラシックなイメージに。木目が際立つ見せ梁の天井なら、ロッジのような素朴なイメージに。
エスニックやアジアンテイストのインテリアとの組み合わせも相性が良く、大人の落ち着いた雰囲気を醸し出すことができます。

茶色フローリングの合わせ技

茶色のフローリングは、アイボリーの壁や中間色のドアと合わせればナチュラルで落ち着いた空間になります。畳や障子など和風との相性も良く、小上がりの和室と一体になったリビングにもおすすめの組み合わせです。
明るめの茶系なら壁を黒色にしても暗くなりすぎず、洗練されたモダンな空間になります。

◆ナチュラルなライト色

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ナチュラルなライト色フローリングは、部屋を明るく広々と見せてくれます。
また、ダーク色と比べるとホコリや傷が目立ちにくく、お手入れしやすいのもメリットの一つです。

ライト色フローリングを選ぶ時のポイント

ライト色のフローリングは木目の強さでイメージが変わります。木の種類や木目にこだわって選びましょう。杉やヒノキなど、無垢のフローリングなら木目も味わい深く、あたたかみのある空間になります。一方で、安価なフローリング材を選ぶと部屋全体が安っぽく見えてしまうので注意が必要です。

黄色系フローリングの合わせ技

杉やヒノキなど、明るい黄系のフローリングに同系色のドアを合わせると、人気の北欧テイストに。ナチュラルなカラーなので家具とも合わせやすく、コーディネートの難易度が低めの色味です。

白木のフローリングの合わせ技

白木のフローリングは、壁やドアの色次第でガラリと印象を変えます。例えば、白やアイボリー系の壁やドアを合わせると甘いフレンチテイストに。ターコイズブルーなどのアクセントカラーをドアに持ってきてもかわいくまとまります。
また、黒色のドアや家具と組み合わせるとシャープでモダンなイメージに。白木なら部屋が暗くなったり圧迫感が生まれたりしないので、壁や天井を黒にしてみてもオシャレです。

◆中間色

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中間色は飽きのこないテイストで、流行に左右されない定番のカラー。
家具やドアとの組み合わせによって和にも洋にもなる、コーディネート上級者向けの色味です。

中間色フローリングを選ぶ時のポイント

中間色のフローリングは無難というイメージがありますが、コーディネートは意外と難しく、おしゃれにまとめるには難易度が高い色です。張り替えてから「失敗した!」ということのないように、事前にサンプルを用意してもらい、お部屋の家具と色味を合わせるなどの確認をしておきましょう。

中間色フローリングの合わせ技

中間色のフローリングに同系色のドアや家具を組み合わせると、部屋全体にまとまりが生まれます。ただ、微妙にトーンの違う中間色が部屋のあちこちにあると、まとまりがなくなってしまいます。かといって、色味を完全に揃えると全体に単調なイメージになりがちなので、インテリアセンスの問われるところ。
格子の入った引き戸など、和テイストとも相性が良いので、アクセントとして入れることでセンスアップすることができます。